最近はキャディー付きのラウンドが少なくなって、セルフプレーが主流になってきましたよね。
気の合う仲間と気軽にラウンドできるのは本当に楽しいんですが、時々スロープレーで渋滞が起きて、後ろの組の方々にご迷惑をかけてしまうこともあるんです。
今回は、よく言われる「過度な素振り」「長いルーティン」「ボール探しに時間をかけすぎ」といったことではなく、キャディーをしていて気づいた、ちょっと意外なスロープレーの原因についてお話ししますね。
ポイントは「流れを止めてしまう頑固さ」です。
スタート直前まで練習グリーンから動かない
朝一のティーグランドから渋滞を起こしてしまうケースって、意外と多いんです。
例えば8:00スタートなら、最初にティーショットを打つ方が8:00には準備万端でいてほしいということ。ゴルフ場では10分前にはティーグランドに集まっておくことをおすすめしているんですよ。
でも、スタート時間ギリギリまで現れない方が結構いらっしゃるんです。
そういう方のほとんどは、直前までパター練習をされているんですよね。
前の組が進んでコースが空いているのに、時間まで練習を続けてスタートしないということも…。
スタート直前までパター練習するよりも、心に余裕を持ってティーグランドに立つ方が、きっと良いスコアが出ると思いますよ♪
打順を頑なに守ろうとする
基本的には、ピンまでの距離が遠い人から打つというルールがありますよね。
ただ、この順番を頑なに守ろうとしすぎると、かえってスロープレーの原因になってしまうことがあるんです。
コースマネジメントは人それぞれなので、打つ順番については柔軟に対応した方がスムーズなんですよ。
例えば、「残り220ヤードで直接グリーンを狙いたいAさん」と「残り200ヤードだけど、グリーン手前50ヤードあたりに刻みたいBさん」がいたとします。
グリー上では前の組がプレーしているのでAさんは待機中。
この場合、Bさんが「レイアップするので先に打たせてもらいますね」って一言添えれば、先に打っても全然問題ないんです。
この方が断然、スムーズに進行できますよね。
グリーン上で「お先に」をしない
パターで残り数センチになっても「お先に」をしないで、いちいちマークしてボールを拾い上げる方、いらっしゃいますよね。完全にホールアウトするまでは距離の遠い人から打つというルールを、最後まで守ろうとする方が時々いるんです。
それから、アプローチに苦労している方がいても、その方がグリーンに乗るまで頑なにパターを打たずに待っている、というパターンもあります。先にパットを寄せておけば、アプローチで苦労されている方も焦らなくて済むのに……っていつも思うんですよね。
「先に寄せておきますね。焦らずゆっくりでいいですよ」って一言あれば、お互い気持ちよくプレーできるのになって。
こういう「頑固さ」は、ラウンド経験の少ない初心者の方によく見られるんですが、たまに上級者の方でも見かけることがあるんです。
スコアにこだわるあまり、プライベートなゴルフでも競技と同じように振る舞ってしまっているのかもしれませんね。
みんなから歓迎されるゴルファーさん
当ゴルフ場のメンバーである犬神さん(仮名)は、片手シングルの上級者。
競技にも参加されて、何度も優勝されている方なんです。
その犬神さんのプライベートゴルフでキャディーをさせていただいた時のお話です。
メンバーは犬神さんのお仕事仲間の方々だったんですが、その中のお一人が初心者の方でした。
だんだんスコアが崩れてきて、その初心者の方が犬神さんに気を遣っているのが、私にも伝わってきたんです。
初心者の方
「すみません、ご迷惑をおかけしているみたいで…」
犬神さん
「全然大丈夫ですよ。流れが止まらずプレーしているから、気にしなくていいですよ」
初心者の方
「……???」
犬神さん
「ゴルフが上手くても流れを止める人って、たくさんいますからね……」
初心者の方
「流れ……???」
その初心者の方は「流れ」の意味がピンと来ていない様子でしたが、私にはすごく響きました。
「上手な人より、流れを止めないゴルファーの方が歓迎される」
ってことなんですよね。
さすが犬神さん……。この方もやっぱり、ゴルフ狂でした♪


